タンクシステム事業部
パネル型タンク
FDNS工法®(不断水工法)
主な用途
- 飲料用
- 工業用水
- 食品製造
- 簡易水道
- 井水用
- 空調用
- 防災用
- 海水用
- 凍結防止用
震災時に備え、適正な給水 タンクの更新をご検討ください。
水槽には寿命があります。
適切なメンテナンスを行なっても長期使用による強度低下が発生し、特に震災時の危険性がさらに高まります。
水槽の役割は、毎日の暮らしに必要な『飲料水』や『生活用水』を安全にストックし、きれいなまま安定供給することです。しかし、耐震性能の劣る旧耐震仕様の水槽や長期間の使用による経年劣化が進行している水槽は、強度不足や構造などに不具合が起こり貯水機能を維持できなくなります。
セキスイではいつまでも安心して『水』をお使い頂けるよう、このような水槽の更新をご提案します。
給水タンクの更新目安
A設置後15年以上経過
FRP水槽の設計耐用年数は15年です。
(適切なメンテナンス実施が必須)
その為、定期的に診断・延命補修を施しつつ更新計画を準備し、25年を目安に更新実施をお勧めいたします。
B1997年以前に設置
当社では現行耐震仕様の水槽を1997年4月より発売しております。
それ以前に設置された水槽は『初期耐震仕様』または『旧耐震仕様』であり現行の耐震仕様を満たしておりませんので、早急に更新実施をお勧めいたします。
2槽式の既設水槽であれば、中仕切板を利用し半槽を使用しながら更新する『FDNS工法®』で更新が可能です。
断水の必要がなく、仮設水槽や仮設ポンプの設置も必要ありません。水槽周りの配管・バルブの更新工事も行えます。
メーカーだから出来る特殊工法です!!
「既設水槽は2槽式」「仮設水槽の設置スペースがない」「断水ができない」「給水方式も変更したくない」そんなお悩みを解決します!
※細部は実物と異なる
ことがあります。
※配管パターンによって不断水が
できないケースがありますのでまずは
調査診断をご依頼ください。
FDNS工法®のメリット
- 断水がない。(但し、付帯配管のレイアウトやバルブ位置によっては一時的に断水となる可能性があります)
- 仮設水槽等が不要ですので施工費が軽減出来ます。
- 今ある水槽設置スペースで更新が可能です。
- 短い施工日数。
施工可能な水槽条件
- ボルト組立式パネル水槽
- 中仕切がある2槽式パネル水槽(但し、サイズにより施工出来ない場合があります)
- 六面点検が出来る構造
FDNS 工法®︎(不断水工法)の工事フロー例
事前準備
槽式水槽
- ・半槽運転の対象となる槽の水位変更
- ・解体する半槽の水抜き
- ・漏水確認
- ・新設水槽の部材搬入
手順1
既存半槽解体
- ・仕切槽の解体
- ・仕切槽平架台の解体
- ・アンカーボルト切断
- ・仕切壁の補強(必要に応じて)
手順2
新設水槽組立
- ・標準槽組立施工(アンカーボルト打設)清掃消毒、配管接続。
- ・給水切替作業
手順3
既存半槽解体
- ・標準槽の解体
- ・標準槽平架台の解体
- ・アンカーボルト切断
手順4 完了
新設半槽組立・更新完了
- ・仕切槽平架台の据付(アンカーボルト打設)清掃消毒、配管接続。
- ・給水切替作業
上記工事フロー例は一般的な施工工程を簡略化したものです。
それぞれのリニューアル工事により手順が変わりますので、詳しくはお問い合わせください。
施工に関しての注意事項
- 施工可否を判断をするため必ず事前調査が必要です。
- 著しく劣化した水槽や中仕切位置を移動出来ないサイズの水槽では対応出来ません。
- 既設水槽の中仕切を利用した解体更新工法ですので、特性上新設時は中仕切位置が既設と1m異なる位置になります。また、既設水槽の半槽を仮設利用する際は水位を半分以下にする必要があります。(更新中や更新後半槽運転時(清掃等)に水量が足りるか確認・検討が必要です。)
- 状況に応じ中仕切に補強を施しますがあくまで倒壊のリスクを軽減するものであり、中仕切部よりの漏水を完全に止めるものではありません。
ホテル日航姫路様 高架水槽更新工事
機能診断から改修までトータルに対応いたします
水槽の貯水機能をチェックするには、衛生性確保・生命・財産保全の観点からも専門的な知識や技術が要求されます。
また、関係各省や自治体では、水槽の機能を維持し飲料水の衛生性を確保するため、法令・条令・基準などを定めています。
当社では法規を遵守し、お客様のご要望に基づいて専門スタッフが診断を行い、ご提案から改修施工まで一貫して対応いたします。