タンクシステム事業部
熱ソリューション関連
熱交換塗装
(セキスイプロテクトコート)
主な用途
- 保守用
建築物・道路表面・構造物にセキスイプロテクトコート(SPコート)を塗装することで「ヒートアイランド現象」を緩和し、CO2排出削減に貢献します。
平成20年度「改正省エネ法」により 「特定事業者」「特定連鎖化事業者」に指定された企業や団体(年間エネルギー使用量が原油換算で1,500kl 以上)にとって、エネルギー消費削減目標に貢献します。
太陽熱を塗膜内で熱交換して外部へ放出します。
施工は、SPコートを塗布するだけで、建物躰体に断熱層を作ったり緑化工事の必要がない為、安価に行う事ができます。
工期の目安は、塗布面積1000m2として5日間程度です。
紫外線や摩耗に強く、耐久性にすぐれています。
熱交換性があるので、室内温度を低く保つことができ、空調等の使用を低減することでCO2を削減できます。
基本ユニット構成
● SP10(建築物屋上用)
● SP20(建築物外壁・道路用)
SPコートの用途例
● マンション・一戸建て外装塗装や工場・物流倉庫の折板屋根塗装による冷房コストの削減
● 車道・歩道の塗装による蓄熱交換(熱帯夜対策)
● 屋外プール廻りの足熱低減効果(裸足歩行可能)
● 防水シート・防水層の熱劣化防止効果
● 家畜小屋の屋根塗装による遮熱対策
温度変化測定実験
2005年5月11日、一般塗料とSPコートを塗布したスレート鋼板の表・裏面温度を測定し、温度差を確認する実験を行いました。
温度変化測定実験結果
表裏面温度測定結果
正午時点での一般塗料とSP20の表面温度の差は4.8℃あり、熱交換で熱エネルギーを放出していることが判明しました。
また、SP20の裏面温度は一般塗料と較べて低く、内面に熱を伝えていないことがわかります。
時刻 | 10:00 | 11:00 | 12:00 | 13:00 | 14:00 | |
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外気温 | 20.0℃ | 20.6℃ | 24.0℃ | 23.8℃ | 24.0℃ | |
一般塗装 | 表面温度 | 33.3℃ | 36.7℃ | 48.9℃ | 47.0℃ | 45.4℃ |
裏面温度 | 30.3℃ | 32.2℃ | 41.6℃ | 40.5℃ | 40.2℃ | |
SP20 | 表面温度 | 30.5℃ | 34.0℃ | 44.1℃ | 42.7℃ | 41.4℃ |
裏面温度 | 28.2℃ | 30.0℃ | 37.8℃ | 36.4℃ | 35.8℃ |
(測定日:2005年5月11日/スレート5mm)
貫流熱量測定結果